こんばんは。Taishiです。
海外留学の生活を終えると、社会人として新しくスタートする、もしくは再スタートする事になります。
帰国する人が殆どだと思いますが、そうするとどうしても出てくるのが、「海外生活を経験して、日本での生活に戸惑いは出ないだろうか」という悩みです。
例えば、留学生活を通して、異文化を経験して、日本に戻ると逆カルチャーショックを受けてしまう人も中にはいます。
自分も留学生活の事を思い出しながら比較してしまった事もありましたし、周囲にもそういう人はいました。
今回は自分や自分の友人が感じた帰国後の悩みについて、どう乗り越えたら良いか、その対処方法をお伝えしたいと思います。
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帰国後に起こるかもしれない悩み
海外留学を始めた直後とかそうですが、どうしても今まで住んでいた日本と比較してしまうんですよね。
先ほど述べた通り、留学を経験すると、この逆バージョンが起きる事があります。
「アメリカだとこうだったのに、日本でもあれば良いな」と思ってしまう事もあったりします。よく挙がる例を共有します。
①きっちりとした礼儀に疲れる
アメリカでは、あまり先輩・後輩の関係が無く、また日本ほど礼儀に厳しくありません。その為、日本に帰ってくると、その違いに違和感を感じてしまう人も多いと思います。
特に仕事を始めると、先輩社員やお客さんと接するので、礼儀には特に気をつけないといけません。
それが理由で最初は人間関係が窮屈に感じて、疲れてしまう人もいるのでは無いでしょうか。例えば、タクシーの助手席には一番若手が座るべき、とか。慣れればなんてことはないんですけどね。
② しっかり決められた規則に悩む
あと、日本は規則もしっかりしています。特に就職活動はそうだと思います。新卒の定義がしっかりしているし、既卒になった瞬間、就職活動は難易度が上がります。基本、25歳までが新卒として扱われます。
アメリカだと、何年か休学したり、卒業後、一定の期間自分のやりたい事をやる人もいます。なので、日本のこういったきっちりしたきまりに少し違和感を感じてしまう人も中にはいるかもしれません。
ただ、規則に関しては、企業側からすると制限を設けないと、対象者が無限に増えてしまうので、しょうがないという一面はあります。
③ 燃え尽き症候群に近い状態になる
留学した時は、留学する事が目的となっていて、帰国後、目標達成した感じになる事はあります。
そして、燃え尽き症候群みたいになってしまい、何をしたいか分からず、やる気も出ない事もあるのではないでしょうか。
正直、留学前に卒業後のなりたい自分を具体的に定めて、留学する方が難しいとは思います。なので、なってしまうのはしょうがないとは思います。
対処法
それでは、よく出る悩みに対して、どう対処すればいいか。あくまで自分がやってみた事とはなりますが、紹介します。
一貫して言える事は、日本で生活したいなら、日本の文化・生活に慣れる様、長期的に努力する事だと思います。これが最初は中々大変で、乗り越えられない人もいます。
根性論ではないですが、途中息抜きや挫折を経験したとしても、乗り越えるしかありません。
① 日本の習慣には「習うより慣れる」
礼儀や作法は、日常生活や仕事を通じて覚えて、徐々に慣れていくしかないです。
ただ、日本の礼儀は、日本人のとても大きな長所だと自分は思っています。よって、帰国子女だからとか関係なく、日本人として是非身に付けておきたい能力だと思います。
そう思わせてくれたきっかけについて、一つ自分のエピソードを共有します。学生時代に海外で出会ったアメリカ人の友人のお父さんが、日本人の方と仕事をした時の話を共有してもらった事があります。
「日本人はビジネスパーソンとして洗練されている。礼儀正しく、本当のプロフェッショナルだ」と言っていました。
確かに最初は慣れるのは、大変かもしれません。でも、海外経験もあって、日本人の特長を備える事が出来れば、強い武器になると思いませんか?
少子高齢化や急成長を続ける発展途上国。これは一例ですが、こういった国内外の事情もあるので、海外事業を拡大を検討している日本企業は多いです。
そんな時に日本と海外の橋渡し役の候補として挙がるのが、留学・海外生活を経験をした人達です。
日本人であり、海外の事を理解出来る事は大きな強みになります。「郷に入っては郷に従え」ではないですが、日本の習慣には慣れましょう。
入社したら、日本語の使い方やビジネスマナーについて、新卒研修で学ぶ事が多いです。それに加えて、ビジネスでも使われる日本語の高度な表現やビジネスマナーも抜け漏れなく覚えておいた方が周囲から認めて貰える可能性が上がると思います。
最近、自分も買って読んでみた以下の2つの本をオススメします。
特に日本語の表現の本に関してはテレビでも、ビジネスレターとでも使われる表現が満載です。是非買って読んでみて下さい。
② 留学時代の友人達と状況を分かち合う
留学時代の友人は、外国の人は勿論、日本人もとても貴重です。なぜなら、自分と近い経験をしている人だからです。
考え方も近いので、会話も弾むし、自分とも同じ苦しみを分かち合える事が出来ます。
日本で逆カルチャーショックを経験している時は、是非相談してみて下さい。同期でも良いですし、先輩でも良いと思います。
③ 色んな人達と交流を持つ
海外留学と一緒で、慣れるには現地の人と仲良くしたりするのが一番です。会社の人でも、習い事でも良いと思いますが、色んな人と交流するのが良いと思います。
色んな人の価値観や考え方を学び、久しぶりの日本に徐々に慣れていきましょう。
④ 旅行等、定期的に気分転換をする
色々試してみても、慣れない事をするとストレスは溜まるもの。なので、溜めすぎない様に定期的に気分転換をしてみるのも良いと思います。
個人的には、海外旅行がおすすめです。日本と全く違う景色や文化を感じられ、良い気分転換になります。
あと、ジムとか行ったりして、運動も良いと思います。
⑤ 新しい目標を決める
海外留学後の虚無感を脱するには、海外留学に取って代わる新しい目標を定めるのが一番です。
業務で目標を定めるのも良いと思います。営業であれば、売り上げトップを目指すとか。あと、起業をするのでも良いと思います。
最近だと、本業は今の仕事をやりつつ、副業で興味ある事をスタートさせる人も多いみたいです。それがやりがいになる人も。
副業であれば、収入がゼロになる可能性が排除出来るので、とりあえず始めてみても良いかもしれません。本当に何でもいいと思います。
最後に
留学して新しい文化に慣れるのも大変、帰国しても日本の文化にまた慣れるのも大変。
帰国子女によくある悩みですが、この困難を乗り越える事が大事だと自分は思います。乗り越えた先には、きっとまた違う自分に会えます。
せっかく留学したのに、その経験が活かせる様にしないと、勿体ないです。諦めず、困難に打ち勝って下さい!留学を経験して、日本特有の習わしに出来ると一つの強みになるはずです。