東京は暑いですね。2022年の夏は異常気象でした。
日本の夏の風物詩と言えば鰻。東京にはたくさんの名店があります。
鰻屋は何点か言ってますが、以前紹介した東京の鰻屋の名店の「はし本」の記事は以下です。
今回も都内で「食べログうなぎ百名店」に何度も選ばれた事がある「愛川」に行ってきました。
味は勿論の事とても美味しい。ただ、ここの店の大きな特徴は、1.5尾以上を頼むと関西風と関東風の鰻を食べ比べ出来る所にあります。
この店なら鰻重を存分に味わえる事、間違いなしです。ちなみに1.5尾以上の鰻重を頼んで食べ比べする場合、1尾と0.5尾をそれぞれ関東風と関西風のどちらにするか選ぶ必要があります。
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店舗情報
・店名: 鰻専門店 愛川
・住所: 東京都新宿区高田馬場1-17-22
・最寄駅: JR・西武新宿線「高田馬場駅」より歩7分 東京メトロ東西線「高田馬場駅」7番口より歩2分
関西風と関東風の鰻重の違い
関東風は背開き、白焼き、蒸す、竹串を使う、頭を落としてから焼く。対し、関西風は腹開き、蒸さない、金串を使う、頭をつけたまま焼き最後に落とす。
関東風はお店によってあっさりしたものからこってりしたものまで幅広く、関西風はこってりしたボリューム感でガッツリいきたいときにおすすめだ。
関東では、気の短い江戸っ子に素早く提供できるように鰻屋がいろいろ工夫をしたのだろう。白焼きをして箱に入れて蒸らしておき、お客が来たら余熱で柔らかくなったうなぎをタレ焼きにして出す。こうすることでうなぎも柔らかくなり、調理の時間も短縮出来るようにしたのではないだろうか。現在は蒸し器や圧力鍋で蒸しているものの、それが関東風として受け継がれているようだ。
また関西では、焼きの技術でうなぎを柔らかくする。
出所: All about_「うなぎの蒲焼」関西風と関東風はどう違うの?比較してみた!
この説明の通りです。関東風の方がふっくらして、あっさり。関西風は焼いているので、表面がカリッとしてました。どちらも美味しいですが、違った味わいなので、この店で一つの鰻重で食べ比べできるのは良いですね。
作り方や焼き方も違うから、食べ比べ出来る鰻重を頼む場合、作る側は手間がかかるだろうなと思いました。感謝の限りです。店のウリだとは思いますが。
個人的には関東風に慣れているのもあるのか、関東風の方が好きかなと思いました。
メニュー表
メニュー表はこちら↓ そこそこ値段はしますが、鰻重ならこのぐらいは許容範囲かと。
今回、鰻重が出てくるまで30分ぐらいかかりました。その待ち時間で、串焼きやうざくをおつまみとして食べつつ、日本酒やビールを飲むのも良いかなと思います。
こういう店で、日本酒やビールを片手におつまみを片手にダラダラ過ごすのも良いですね。週末の昼ぐらいからとか。蕎麦屋でもそういう使い方する人はいると思います。
店内の様子
店は昔ながらの鰻屋という感じ。落ち着いた感じで、昭和からある居酒屋みたいな雰囲気です。店員さんの対応はとても丁寧でした。
店内はそんなに広くないです。18席との事。今回、予約していきましたが、予想通り、満席でした。
感想
この日は鰻重の食べ比べと鰻の串焼きの3本セットを頼みました。
お通しと鰻の串焼きはお酒と一緒に食べると相性が抜群!比較的、串焼きは早く出てきました。
そして、待ちに待ったメインディッシュの鰻重に。僕は君をずっと待っていた。
さすが1.5尾もあるだけある。ご飯の上に鰻が重なってました。鰻 on 鰻。お腹いっぱいになりましたが、何より美味い!
先程、関東風の方が個人的には好きだと書きました。ただ、フワフワしている食感を楽しめる関東風とカリッとした関西風の両極端な鰻を交互に食べると、少しアクセントになっていい。
どちらのタイプが好きかどうかは関係なく、関西風と関東風を交互に食べたら、鰻重をより美味しく味わえると思いました。
この店は飲み会で利用するというよりは、カップルや夫婦で来て、一緒にのんびりと食事を楽しむような店かなと思います。
山手線が最寄駅としてあるのは大きいですね。また来店する事は間違いないと思います。値段もものすごい高い訳じゃないし、ネットで簡単に予約出来るのも有り難いです。