職歴の重要性とCR対策|MBA受験を振り返ります

大学院受験(MBA)

こんにちは!Taishiです。

今回の記事では、MBA受験を振り返ってみて、自分が感じた事を話していきます。受験の準備をする際に特に何が大事かとか、やっておいた方が良かったなと思う事とか、これから受験する人に向けて思いつく限り伝えます。

本日話す内容は自分が受験を通して感じた事になります。その為、必ずしも全てが全て正しいわけではないかもしれません。

なので、MBA受験の基本的な対策が知りたい場合は、まずは今までお伝えした内容を踏まえた上で読んで頂くと良いと思います。MBA受験の基本的な対策は既に紹介済みで以下の記事になります。

MBA受験では色々な要素を求められます。ただ、全てを完璧に揃えられる人はほとんどいないです。とは言っても、どれも高いレベル持っている人がIVY LeagueやM7に入っている様なトップビジネススクールに受かっているのは事実です。

そして、自分が知る限り、トップビジネススクールに合格している人は今回の記事で自分が話す最初の項目が飛び抜けている人が多かったです。

因みにM7は以下が定義です。アメリカ国内において、とても評価の高いビジネススクールの一群の総称です。

M7(Magnificent 7, Magic 7)とは、アメリカ合衆国における私立のビジネススクール7校の総称である。世界中のビジネススクールの中でも、特に秀でた名門校と認知されている。

・ハーバード・ビジネス・スクール (Harvard Business School) – ハーバード大学の経営大学院。ボストンにキャンパスがある。

・スタンフォード大学経営大学院 (Stanford Graduate School of Business) – スタンフォード大学の経営大学院。スタンフォードにキャンパスがある。

・シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス (The University of Chicago Booth School of Business) – シカゴ大学の経営大学院。シカゴ、ロンドン、香港にキャンパスがある。

・ウォートン・スクール (The Wharton School) – ペンシルバニア大学の経営大学院。フィラデルフィア、サンフランシスコにキャンパスがある。

・MITスローン経営大学院 (MIT Sloan School of Management) – マサチューセッツ工科大学の経営大学院。ケンブリッジにキャンパスがある。

・ケロッグ経営大学院 (Kellogg School of Management) – ノースウェスタン大学の経営大学院。エバンストン、サンフランシスコにキャンパスがある。

・コロンビア・ビジネス・スクール (Columbia Business School) – コロンビア大学の経営大学院。ニューヨークにキャンパスがある。

出所: Wikpedia_M7(大学)

それではここから紹介していきます!読んでみて、皆さんが受験する際に参考にして下さい。

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職歴がとても大事

MBA受験には職歴がとても大事で、大部分を占めると自分は思います。企業名、担当職務、実績のどれも重要です。特に職務と実績が大事ではないでしょうか。

何故大事かと言うと、レジュメ・エッセイで書く時にストーリーが描けるからです。ストーリーが書けると説得力がとても増します。

因みに以前新卒入社する時の会社選択については以下の記事で紹介しました。なので、今回は職務・実績に関してのみお話しします。こちらの記事でも触れましたが、MBA留学前の転職回数が少ないのも重要だと思います。

職務・実績に関連してエッセイで書く内容の例を挙げると、MBA留学のエッセイで進学理由に、「〜〜な仕事をして、〜〜の成果を上げた。現場でやれる事は一通り担当し、更に上層部に行くにはマネージメントの勉強が必要だと感じた」みたいな事を書いたりします。

この理由を支える補助的な情報が職歴・実績になります。そして、それを証明する証拠としてレジュメを提出します。

表彰されたり、誰もが分かる著しい成果を上げていると尚良いです。例えば、「成果を上げて社長賞を表彰された」とか、「会社史上最速で部門リーダーになった」とかです。

入学事務側も「あぁ、この志願者は既に現場レベルでは頭角を出していて、優秀な幹部候補生なんだな。今、MBA留学する理由も分かるし、昇進して、業界発展に貢献しそうだ。そして、優秀な卒業生として、大学側にも貢献してくれそうだ。採用しよう」と思ったりします。

MBA受験対策をしている塾のAgosが公表している以下の図は有名ですが、まさに以下の内容で大学事務側も審査していると思います。

以下の内容に沿って大学事務局側が審査しているとなると、自分が今携わっている仕事で成果を出して、上司や会社からの認められれば以下の内の約6割をカバー出来る事になります。

出所: Agos_MBA留学の入学審査

つまり、仕事を頑張っていれば、GMATやGPAが他の志願者よりも劣っていても、合格する可能性がある事になります。

したがって、MBA受験を漠然と思い描いている人は、まず現在の職務で成果を上げるのに専念するのが良いのではないでしょうか。そして、会社から認められる様な存在になってから留学を本気で検討するのが良いかなと思います。

勿論、GMATとGPAは最低ラインがあって、トップスクールを目指すのであれば、GMATなら650点程度、GPAなら3.0前後は必要だとは思います。それ以下のスコア・成績で合格した例も聞いた事がありますが、稀有な事例で、ほぼ無いと思っていいでしょう。

GMATのCR対策には日頃の訓練が役に立つ

この記事の最初にも掲載したGMAT対策に関する記事で話しましたが、GMATで高得点を取るにはかなりの時間を要します。

実体験から言うと、MathとVerbalのSC、RCは以前紹介した内容で勉強し、時間をかけて能力を向上させていく以外は方法がないと思います。

ただ、VerbalのCR(Critical Reasonig, 論理的思考の確認パート)については、紹介していなかった方法以外で少し役に立つ訓練方法があります。

お伝えした通り、基本は塾で勉強する内容でCR問題の対策を取っていましたが、もう一つ役に立った方法があります。それは、日々の業務で論理を意識して仕事をする事です。

自分の場合は、GMAT受験中にたまたま企画・営業みたいな事をしていました。その為、社内外の人への説明は分かり易く、主張・理由・根拠と他を比較した上での妥当性をちゃんと明示して、説明する様に心がけていました。

この点は皆さんも普段のお仕事でも気をつけている事かもしれません。ただ、より意識してやると良い訓練になって、GMATのCRを解く時にも役立ちします。

自分の経験上の話にはなりますが、濱口塾での勉強に追加して、この日々の業務を行った結果、CRの質問のロジックが徐々に分かるようになっていきました。CRを苦手にしていた自分でもGMATの本試験で7割を切った事はありません。

ただ、一つ注意点をお伝えすると、日々の業務で訓練しても、塾の勉強をしても、やはり一定の時間はかかります。上達方法の一つの手段として、お伝えしましたが、やはり根気と努力、そして何より時間はかかる事は念頭に入れておいて貰えればと思います。

少し話が変わりますが、訓練する前に論理の基本的な勉強をしたいという人もいらっしゃるかもしれません。そんな方は以下の本がオススメです。論理的思考の基本が学べてなかなか良いです。

このグロービスのクリティカルシンキングは、単科性対象科目で、この科目だけでも受けられたはずです。時間に余裕がある方は受講してみるのも良いかもしれません。

自分の友人の何人もが受講していますが、かなり効果はあると聞いていますし、評判も良いです。

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最後に

色々と昔を思い出しながら書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。まとめると、今の仕事を頑張る事がMBA受験にも繋がると言う事です。

ただ、今までお伝えした事を覆すようですが、MBA留学には人それぞれの形があると思っています。自分はまず仕事を頑張ってからと思っていますが、「今の業務に慣れてしまい、新たな刺激が欲しくなった」と思って、MBA留学を決意した人もいます。

確かに、今までと全く違う経験をする事で将来に対する新たな方向性も出ると思うので、気分転換に留学するというのも間違った選択肢では無いでしょう。留学を経験した事で新たな価値観が生まれて、思い切って起業する人だっています。

なので、今回の話は自分の一意見として聞いてもらえればと思います。ただ、お伝えした内容はそんなに間違っていなく、MBA受験において、現在の仕事が与える影響はとても大きいです。

再三となりますが、自分は今の仕事を頑張る事が、留学するににしろ、転職するにしろ、社内で昇進するにしろ、将来に繋がると思っています。

この記事を読んで、今の自分はMBAを考えても良いかもしれないと思われた方もいらっしゃると思います。ただ、本格的に対策を練るかは分からない人も。

記事の冒頭で紹介した記事に細かく紹介していますが、とりあえずどんなレベルの英語力が必要なのか、GMATはどんなものかを掴むには以下をとりあえず簡単に見てみても良いかもしれません。

少し長くなりましたが、今回はここら辺までにしたいと思います。今回も最後まで読んで頂き、有難うございました!ではでは、また次回の記事で。

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