MBAトップスクール合格への鍵!受験者が明かすTOEFL、GMAT、エッセイ攻略法

大学院受験(MBA)

こんにちは!Taishiです。

アメリカ留学に関する記事ですが、今回からMBA編に入ります。

自分はたまに受験当時の事を今でも懐かしく思い出しますが、合格通知を貰って、受験を終了するまで、毎日本当に忙しかったです。勉強と仕事の両立が本当に大変。

今回、全体の簡単な流れと提出が必要な出願書類についてお話します。また、MBA受験生が一番悩むと言っても過言ではないGMATの対策方法やエッセイの書き方、カウンセラー選びについて紹介します。

働きながら準備を進めるのはかなり大変です。もしMBAを目指すのであれば、何を準備しなければいけないかの全体像を把握して、毎日コツコツ準備する事が大事です。

特に、GMATは700点以上を目指す場合、かなりの時間が必要になります。

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MBA受験の全体の流れ

受験終了までの全体のプロセスを把握する

まず受験の準備に入る前に、MBA受験終了するまでの全体のプロセスを確認して、それぞれどれ位期間が必要かを調べましょう。その後、入学時期を決めて、受験の準備に入るのが良いのではないでしょうか。

人それぞれですが、日本の大学を卒業して、MBA留学を志す場合、以下の様な流れで進むと思います。

自分の周囲では、留学経験がなく、TOEFLを受ける必要がある人は、準備を始めてから入学をするまで、大体二年ぐらいかけている人が多かったです。

受験準備の一年目

1~12月: MBA留学を志望する理由を固める。TOEFLで100点を獲得する。

受験準備の二年目

1~5月: GMATの勉強をする。Math, Vervalの全てを満遍なくやる

6~8月: GMATを受験して、目標スコアを達成する

9~11月: 出願書類の作成に取り掛かる。推薦状の推薦者の候補を探して、相談

12月: 大学院のRound2で出願する

受験準備の三年目

1~3月: 書類選考に通過し、国内でインタビュー実施

4月: 合格通知を大学院から貰う。通うが学校を選択する

5〜7月: 学生ビザ申請

8〜9月: 大学院入学

このケースではRound2に出願する想定で書きましたが、9末締め切りのRound1で出願出来た方がより良いです。

なぜなら、Round1の方が合格率が高いと言われているからです。あと、早く留学先が決まっている方が準備にも時間をかけられるし、気持ちの面でも余裕を持って、留学に臨めます。

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留学資金の準備

留学をする時に課題の一つとしてよく上がるのが留学資金の捻出です。仕事を辞めるか、休職していくので、学費と生活費だけがかかり、収入が無くなる分、留学前には相当な資金を準備する必要があります。

方法としては、3つあります。

一つ目は、毎年貯金をして留学資金を計画的に貯める。一番、現実的ですが、時間がかかる準備方法です。

二つ目は、もし社内でMBA派遣制度があれば、応募するです。学費と生活費を出して貰える事が多いですが、競走倍率は熾烈だと言われています。あと、卒業後、一定期間、現在の会社に在籍しないと、貰ったお金を返さないといけないという制約もあります。

三つ目は、奨学金財団に応募するです。以前、別記事でも紹介しましたが、海外大学・大学院を志望する学生に、給付型の奨学金を提供している奨学金財団はたくさんあります。

その別記事は、以下となりますので、参考までに確認下さい。

返済不要というだけあって、給付型の奨学金は倍率が高いです。でも、受けてみなければ結果は分からないので、挑戦してみて下さい。

MBA志望理由を固める

受験の準備を始める前に、留学をしてMBAを学びたい理由を、留学準備の早い段階で考えておく事をオススメします。

理由は、TOEFLやGMATの目標スコアに達成後、出願書類の一つであるエッセイが書きやすくなるのがまず一つです。

あと、「どうしてもMBAに行きたい!」という気持ちを持てる様になるので、MBA受験が辛くても乗り切れるのも大きな理由です。

先程もお伝えした通り、働きながらのMBA受験は精神的、身体的に結構キツイです。

特に、GMATやTOEFLは短期集中で突破した方が良いのですが、時には仕事の繁忙期がありますし、社内イベントにも参加しなければいけない事もあります。勉強時間が削られるどころか、勉強出来ない事もあります。

前は覚えていた英単語をド忘れしてしまうとか、勉強の効率が下がってしまい、他の日で取り戻す為にいつもより勉強しなければいけなくなったりします。

それでも妥協しないで受験を続けられるかどうかは、詰まる所、自分の思いに依ると思います。目的意識を持たせる為、早い段階で「何故MBA留学をしたいのか」を固めておく事をオススメします。

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志望校のリサーチをする

大学と同様に大学院にも私立・州立があります。また、学校側が求めている要素は大学も大学院も似ています。

統一試験がSATからGMATになったり、追加で職歴という要素が入るかの違いです。

以前、アメリカの州立大学と私立大学について記事で紹介しています。参考までにご確認下さい。

わざわざ書く事でもないかもしれませんが、リベラルアーツカレッジと芸術大学にはMBAコースはありません。

TOEFLとGMATの目標スコアを獲得

TOEFLとGMATは足切りの側面が強く、最低点を取っていないと入学できません。

TOEFLは、ほぼどこのビジネススクールでも100点を要求されます。また、どの大学のどんなMBAプログラムを選ぶとしても、GMATは最低でも600点以上は必要な事が多いです。(GMATは800点満点)

IVY Leagueを目指すとなると、合格者の平均GMATスコアは700点超えています。700点以下でも合格した人は沢山いますので、必ず超えなければいけない訳ではないですが、700点を一つの目安とするのが良いでしょう。

自分の受験時の仲間もみんな700点前後で出願している人が多かったです。

出願書類を準備

MBA受験の際に大学院に提出が必要な出願書類について説明します。学校毎に若干の違いはあれど、概ね以下の通りです。

出願書類

・願書

・成績証明書

・TOEFL/IELTS

・GMAT

・エッセイ

・レジュメ

・推薦状 (2通か3通)

最初はTOEFL/IELTS、GMATのスコアの目標点をまず達成させるのが最優先でしょう。その後、一番時間をかけるはエッセイを作り上げる事だと思います。

出願して、書類選考に通ったら、出願した大学院の卒業生とのインタビューをします。これが通れば、晴れて合格通知を頂ける事になります。

これから各項目の紹介と対策の仕方を紹介します。

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MBA受験|特定の項目の対策

願書

アメリカの大学受験の時と同様に、対策は不要です。名前、生年月日、住所等、必要記入事項を記載するだけです。

TOEFL/IELTS

TOEFL/IELTSに関する対策は記事で以前紹介しましたので、以下をご確認下さい。

TOEFL/IELTSにおいて、アメリカの大学院と大学の受験の差は、必要最低スコアの違いのみです。大学院の方が当然高スコアを求められます。

どこの大学院もTOEFL iBTで100点は必要です。スコアは5年間は有効なので、まずTOEFL100点を超えてから、GMATの対策に入ると良いと思います。

こちらも参考までにお伝えすると、IVYリーグを目指すような人は大体110点近くは取っていました。こちらも目標スコアの参考にして貰えればと思います。

GMAT

海外のビジネススクールを志す者なら、避けては通れないテスト、GMAT。定義は以下の通りです。

GMAT(ジーマット、Graduate Management Admission Test)は、大学院レベルにおいてビジネスを学ぶために必要な分析的思考力、言語能力、数学的能力を測るための試験である。

出所: Wikipedia_Graduate Management Assessment Test

人それぞれですが、塾で以前相談した時に言われたのですが、GMATの目標スコア達成までにかかる時間は平均350時間だそうです。自分は月40時間、10ヶ月要したので、合計で400時間ぐらいかかりました。

GMATには時間がかかるので、GMATの提出なしで留学をしたい人も多くいると思います。おまけにスコアを上げる為に塾も通うと時間だけでなく、お金もかかります。

ただ、Executive MBA、Executive Educationなら、スコアの提出を免除して貰えることもありますが、基本提出するつもりで準備をした方が良いでしょう。尚、Executive MBAでも、GMATの提出が必須な大学は沢山あります。

GMATの各パートと問題数は以下の通りとなります。

出所: mba.com

MathとVerbalが60点満点で、総合800点のテストです。それぞれ、50点以上出るのは稀なので、50点満点と考えて良いでしょう。

Analytical Writing Assessmentは6点満点、Integrated Reasoningが8点満点で、この二つは総合スコアとは個別に点数が付けられます。

確かに難しいテストですが、GMATの勉強はビジネス・スクールを志す人はやっておいた方が良いと自分は思っています。

理由は、まず第一に入学前に英語勉強する良い機会になります。TOEFLもGMATも勉強をする事で、授業についていくの必要最低限の英語力を身につけられます。

第二に、ビジネス・スクールは統計とか数字に関する授業が多くあるからです。GMATのMath対策すると、過去に勉強した内容を思い出して、受講前の良い準備になります。数学が得意な人でも、大学以来、勉強していないと結構忘れていると思いますので。

また、GMATの点数ですが、Quantitative Reasoning (Math)で50点、Verbal Reasoning (Verbal)で35点を取って、700点を目指すのが王道だと良く言われいます。

留学の有無問わず、英語が母国語のレベルに達していない人は、この点数配分で目標スコアを目指すのが良いと自分も思います。

理由は、GMATのVerbalがあまりにも難しいからです。40点ぐらいの高得点を目指すにはかなりの時間を要すると思います。

高校、大学時代にアメリカやイギリスに留学していたMBA受験時代の仲間で、英語での会話に不自由しない人達でも、全員上記の様なスコア配分でGMATの目標点を取得していました。

GMAT対策に使える教材や塾について、これから紹介します。また、対策までとはなりませんが、出願やGMAT対策の超入門書として以下の方をオススメします。全体像を把握するのには良い本です。

SATと同様にGMATも”日々、独学で勉強して基礎知識を増やす” x “塾を利用してノウハウを集中的に学ぶ”事が重要です。どちらかが一方だと、高得点は中々望めません。

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Math対策

GMATのMathパートについて

GMATのMathですが、Data SufficiencyとProblem Solvingの二つパートに分かれます。

・Data Sufficiency (通称DS。全体の4割程度) :
二つの前提条件が与えられ、問題の解答方法を問われる問題。片方のいずれかだけか、両方それぞれ回答できるか、両方の前提を組み合わせれば回答出来るのか、与えられた条件では解答できないのか、を答える

・Problem Solving (通称PS。全体の6割程度) :
問題が与えられ、選択肢の中から回答を一つ選ぶ

DS問題は論理テストに近いので、問題を受けて慣れる必要があります。

SAT同様にGMATのMathを不得意とする人は少ないと思います。ただ、問題なのが、GMATのVerbalのパートがもの凄く難しいので、この数学のパートで限りなく満点に近いスコアを取らなければいけないという事です。

同じ塾仲間で文系出身の人に聞きましたが、満点近くの点数を取るに苦労している模様でした。

自分も大学は文系出身でしたが、何の準備もせずにGMAT Prepを受けた時は、何と42点/50点を叩き出してしまいました。

※GMAT Prep: GMATの予約をするMBA.comで受けられる模擬テスト

理系卒の人はわかりませんが、文系卒の人でMathの対策を全くせずに、49点〜50点を取った人に自分は会った事がありません。

数学には自信のある方でも、参考書を読んで、勉強した方が良いと思います。もし、ちゃんとGMATの出題範囲を網羅している参考書を読んで勉強して、Official Guideで問題を解いたら、大半の人は満点近く取れると思います。

Math対策で使えるオススメの参考書はこれから紹介します。

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Math対策の教材

他の教材も見ましたが、こちらを圧倒的にオススメします。自分も一回購入して一通り解いてみましたが、説明が分かりやすく、理解しやすかったです。

少し割高ですが、これで高得点を取れるのであれば、悪くない投資だと自分は思います。

有名な参考書でマスアカと呼ばれる本があります。自分も上記の参考書に出逢うまでは、周囲にオススメしていました。

ただ、マスアカは、少し表現の仕方に癖があります。”GMAT数学完全攻略”の方が分かりやすいので、今ではこちらの本を使って勉強する事を推しています。

Verbal対策

GMATで一番の難関でしょう。とにかく、単語が難しいです。

Verbalですが、以下の3パートに分かれています。それぞれに対策が必要で、自分の苦手なパートでスコアアップを目指して、塾に通う人が殆どです。

あくまで自分が行った対策法とはなりますが、二つの塾に通うのをオススメしています。以下が自分が取った対策の仕方となります。

① GMAT全般の授業を提供している予備校に通う:
GMATのテスト全体の内容を理解する。
演習問題を授業で受けられるので、解いてみる。自分の得意・不得意なパートを把握する。
②MBA在学生の合格体験記を読む:
合格体験記から受験生が通っていた塾の情報を集める。
自分が不得意なVerbalのパートの授業を提供している塾に通う。

自分の場合は、Agosに通ってGMAT全体像と自分の弱点を把握して、その後、濱口塾のオンラインコースを受講して、SCとCRを強化しました。

尚、GMATの各パートの対策に入る前に、GMATのVerbalで必要な語彙力を身につける為、以下の単語帳を推奨します。

TOEFL対策で使用した英単語帳の単語と一部重複する部分もありますが、自分が使用して感じたこの本の良い所はGMATの問題で頻出する英単語を載せている事です。

自分もGMATは計3回受けましたが、この単語帳から最低でも3単語は毎回のテストで使われていた記憶があります。

長文読解は英単語が分からないと文章の意味がよく分からなくなってしまいます。最低限、この単語帳に乗っている英単語は暗記しておきましょう。

Sentence Correction (SC)

簡単に言うと文法です。文法に間違いがない文章を選択すれば正解となります。

ポイントは日常英会話などの口語的に使っていても、GMAT的には間違いとなる問題も多くあります。

高得点取得の秘訣は、文法で正しいとされる表現を暗記して、問題演習をひたすら解く事です。塾に通えば、GMAT頻出の表現を取りまとめた単語帳を貰えます。

参考書はあるのかもしれませんが、周囲に話を聞いた限り、塾に通った後、自分でOfficial Guideを使って対策をしている人が殆どでした。

GMAT対策をしている塾に関しては、後ほど紹介します。

Critical Reasoning (CR)

論理的思考を図るパートになります。コンサルの様に、そういった業務をしている人や理系卒の人は比較的問題なく、高得点を取ると聞きます。

自分はどちらにも当てはまらず、非常に苦労しました。どう対策をしたかと言うと、塾で提供されている授業内容を抜け漏れなく理解するまで復習し、全ての例題と模擬テストを3週するまで解きました。

理解する為に心掛けていたのが、全体のロジック構造を頭に描く事です。前提条件は何で、結論は何か。その二つを結びつける論理は何なのか。塾に行けばやり方を解説して貰えます。

自分はCritical Reasoning対策の為、濱口塾に通いました。Critical Reasoningで出てくる問題を種類別に解説してくれました。オンラインのコースで受講したのですが、授業を何度も聞き直せるので、理解出来るまで復習出来て、とても便利でした。

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Reading Comprehension (RC)

英語の長文読解です。TOEFLより難易度が高めです。

SCは文法の間違い探しなので、暗記力が物を言います。CRは論理的思考力のテストなので、内容に矛盾が見抜ける様になってくると点数は自ずと伸びてきます。何より、一問あたりの文章量が多くても10行以内には収まるので、読み易いです。

このRCは、新聞の一つの記事を読むぐらい長い!単語も専門用語多くて難しい!例えば、生物学や天文学の専門用語が出てきます。読んでいてとても疲れます。

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自分が取った対策は以下の二つです。

一つは、先ほど紹介したGMAT用の英単語を暗記しました。あの単語帳には最後の方に分野別の専門用語集が出てきます。それを暗記しているだけで、長文読解がかなり容易になります。

もう一つは、英単語の難易度が高い本や記事を多読しました。具体的に言うと、Economistを3ヶ月間、毎週購読したり、National GeographicのHPで記事を読みました。

大事なのは、読んで自分で全体の流れを掴んで、要約出来る様になるまで理解して、読む事です。あと、分からない単語や表現をノートにまとめて、調べて暗記しました。

Mathは独学でも対応可能だと思いますが、Verbal対策はお金をかけてでも塾に通った方が良いです。

GMATは出題範囲や解答方法がある程度決まっています。長年クラスを教えている塾はどう勉強したら良いか、ノウハウが蓄積されています。

塾選びも自分に合う合わないがあるかと思います。GMAT対策をしている塾を後程紹介します。その中で自分が通った塾についても感想を共有します。

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Analytical Writing Assessment

GMAT版のエッセイです。問題が紹介されて、自分だったらどうするかを聞かれます。

課題分析・解決案の提案をエッセイでするのですが、TOEFLの延長線上みたいなもので、自分は特段対策はしませんでした。そんなに悪いスコアでも無かったので、TOEFLの勉強する時にエッセイの書き方を学んでおけば十分かと思います。

Integrated Reasoning

統計のテストです。文章があって、表やグラフから空欄になっている箇所の適切な回答を探す問題が出ます。

こちらに関しても、自分は全く対策をしませんでした。ちゃんと与えられた情報を読んで回答すれば、4〜5点は必ず取れると思います。

GMATの問題集

まず、MathとVerbalの練習問題が入っているGMAT Official Guide(通称:OG)は絶対購入しましょう。

自分の知り合いで、OGを勉強せずにGMATで600点以上取った人は一人もいません。強者になると、塾に通わず、このOGでの勉強だけで650点取った人が知り合いにいました。

それ位重要な教材なのですが、何が良いかというと問題が本番と極めて近く、良い練習になる所です。正答率をメモして、自分の実力を確認するのに指標にして下さい。

もっとVerbalやMathだけを練習したい人は、以下を購入すると良いと思います。追加で問題が解けます。塾によっては、購入が義務付けられている所もあります。

紹介した三つのOGですが、セットでも購入できるので、参考までに共有します。

あと、難易度が高めの問題を集めた問題集もありますので紹介します。OGにも難易度高めの問題は入っていますが、もし必要であれば購入するのも良いと思います。

自分で購入した参考書はこれだけです。あとは、塾で提供されている英語表現をまとめた資料や授業を受けたり、塾で提供されている疑似問題をひたすら受けました。

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GMATの模擬試験|GMAT Prep

GMATはMBA.comというサイトから受験日を予約するのですが、このサイトで「GMAT Prep」という模擬試験が受けられます。

2回は無料で受けられ、購入すれば追加で別の模擬試験も受けられます。OGと同様にこちらも本番に問題内容が近く、また時間付きで受けられる為、本番を想定するのに良い練習になります。

試験数がそんなに多く無いので、受験直前まで受けない方が良いと思います。塾に通って、練習問題を沢山解いて、ある程度力がついてきた時の実力確認際に一回目を受けるのが良いでしょう。

尚、模擬試験だけでなく、SC、CR、RCだけの問題もあります。無料で練習出来ますし、追加購入すれば、もっと多くの問題で練習出来ます。

自分はSCとCRを追加購入しました。問題の難易度は極めて近い様に感じました。

MBA.comのHPはこちら

GMAT対策をしている予備校

GMAT対策をしている予備校について、紹介します。いくつかありますが、自分の知り合いや自分もですが、全員塾は二つ以上通っていました。

先程お伝えした通り、”全体像を掴む為”、”自分の弱点克服の為”の2点から予備校選びをするのが良いと思います。

AGOS

業界最大手で、GMATの全てのセクションに関するクラスを提供しています。自分も一番最初に通いました。

生徒の数も多く、自分が分からない問題があっても直ぐ次の問題に移ってしまう事も多かったので、自分はAGOSだけでは目標点の到達が出来ませんでした。

ただ、授業で渡される教科書はコンパクトにまとめられていて便利です。網羅的に授業を行なってくれるので、GMAT全体像の把握をするには役立ちました。

YES

SCに特化した塾です。受験仲間で受講している人がいましたので聞いてみましたが、文法に関するインプットをひたすら受けるそうです。

実際に受けた訳ではないので、分からないですが、評判は凄く良いです。英文法の基礎固めをしてくれて、非常に評判が良く、力はつくみたいです。ただ、インプットが多いので、復習が大変との話もありました。

濱口塾

自分が2校目で受けた塾で、ここのオンラインコースに3ヶ月通って、目標点の達成が出来ました。

個人的には一番オススメの予備校です。アゴスの様にGMAT全体の対策出来るのもそうですが、各パートの授業が分かりやすくて良いです。

あと、100を優に超えるMathとVerbalの練習問題が受けられます。OGの問題と同様に、本番に難易度が極めて、とても良い準備になります。

あと、オンラインコースがとてもオススメです。理由は、金額も10万程度で安く抑えられる事と受講する時間が自由に選べるからです。

当時、出張が多く、決まった時間に決まった場所で授業を受けるのが難しかった為、このオンラインコースがあったのは非常に助かりました。

Affinity英語学院

AGOS、濱口塾と同様にGMAT全体の対策をしてくれる塾です。この塾で評判が良いのが、CRとRCの対策授業です。

CRは一つ一つの問題の論理を分解していき、腹落ちするまで時間をかけてやると聞きました。

あと、RCは例題を使い、文章を読む時の着眼点や問題を解くコツをパターン毎に分けて教えてくれるそうです。

この塾も非常に評判が良く、GMATの点数向上に役立つと聞きます。事実、知り合いに何人もIVY Leagueの一校に進学した人を知っています。

その他

他にも以下の塾があります。自分は通った事がなく、また知り合いにもいない為、どこに強みがある塾までかは分からないのですが、参考までに共有します。

アフィアンスのHP

マイスターのHP

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エッセイ&インタビュー

MBA受験の中で、統一試験の次に時間を割いて、準備をする必要があるのがエッセイです。

大学院の入学事務も一つ一つちゃんと読んでますし、超重要です。時間とお金をかけて対策した方が良いです。

インタビューに関しても、英語での面接に慣れていない場合はちゃんと準備はした方が良いです。大学院に入って、授業についていけるか、発言するなどしてクラスに貢献出来る程の英語力はあるかを見られています。

上級者向けに英語での会話能力をどうやって向上させるべきかを記事で紹介しています。参考までに読んでみて下さい。

エッセイもインタビューも、対策はカウンセラーと契約して、一緒に準備するのが一般的です。自分自身の長所を上手に引き出して、エッセイでどう伝えたら大学から見て印象が良いか、アドバイスをくれます。多くの受験生を見てきているので、カウンセラーは引き出しが本当に豊富です。

塾に所属しているカウンセラーもいるので塾に相談するか、もしくは個人で運営しているカウンセラーと契約するかのどちらかが良いでしょう。

オススメのMBAカウンセラー

自分が選んだカウンセラーと知り合いから聞いた話を基に、オススメのカウンセラーを紹介します。

Ed Lee

江戸義塾というMBAカウンセリング会社を運営しているカウンセラーです。自分はEdさんにお世話になりました。

自分は4校ぐらいしか出願しなかったのもあると思いますが、値段はかなりリーズナブルでした。しかも、質がすごく高かったです。

まず、Edさんは、メールの返信が本当に早いです。あと、エッセイの構成の仕方や、大学毎に受験生に求めている要素について、的確に教えてくれます。

Edさんはエッセイを一緒に作りあげていくやり方が特徴的です。個人的にとても良かったと思う所は質問しながら、その人独自のエッセイを一緒に作ってくれる所でした。

逆に言うと、Edさんにお願いして、内容を作ってもらう事はしてくれません。自分で過去から今までの経歴を整理して、エッセイに落とし込んでいきます。

個人的にはこのスタイルがすごく合いました。エッセイに自分だけのオリジナリティが出て、他者と差別化が出来ました。

あと、面接で何を聞かれても、エッセイを書き上げる段階で、MBAを志望する理由が頭の中が整理されているので、直ぐに回答出来ました。

Edさんは人を否定する様な事もないし、意見を押し付ける事も全くないです。一人一人、その人の意見を尊重してくれます。

自分は、Edさんのおかげで、納得のいく、自分らしいエッセイが書けました。結果として、自分の第一志望のビジネス・スクールに行けたのは、Edさんのおかげだと今でも思っています。個人的には非常にオススメのカウンセラーです。

とても人気があり、実績のあるカウンセラーです。その為、出願時期にはかなり多忙になります。留学を決意したら、早く契約する事をオススメします。

ちなみにエッセイ作成だけじゃなくて、ビジネス・スクールのインフォメーションセッションの情報やセミナーの情報とかも展開してくれます。

江戸義塾のHP

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InterfaceのWarren Devalier

Edさんと後述するAdamさんと並び、MBA受験のカウンセラー選びで必ずと言って良い程、名前が挙がる有名なカウンセラーです。

とても質が良いと評判ですが、かなり高額との話も聞きます。自分の知り合いでインターフェイスを利用していた人は一人しかいませんが、コロンビア大学のMBAに合格していたので、質は間違いなく良いと思います。

インターフェイスのHP

Adam Markus

とても有名で定評のあるカウンセラーです。ただ、かなり受験生を選抜して、契約しているので、カウンセリングを受ける事自体が大変です。自分も連絡してみたのですが、既に定員に達していると言われてしまい、断られてしまいました笑

塾のAffinity英語学院で出願対策セミナーを開催した話を聞いた事があります。毎年4〜5月ぐらいにやっていて、多分塾の受講生でなくても参加出来ると思います。

Adamさんと直接コンタクトを取る良い機会になると思うので、情報収集の為にも参加してみても良いと思います。

Adam MarkusのHP

Jessica King

ハーバード大学卒のカウンセラーで、ハーバード用の擬似インタビューをしてくれる事で有名らしいです。

知り合いに聞きましたが、かなり鋭い意見をくれたり、厳し目のカウンセリングスタイルみたいです。

質はかなり良いと評判ですが、Adamさん同様に定員に達すると受付してくれないみたいです。自分に合うスタイルのカウンセラーだと思われる方は、早めに相談して見るのが良いと思います。

Vince Ricci

スタンフォード大学卒のAGOS専属のカウンセラーです。AGOSの受講生で、相談に乗って貰う人も多いのではないでしょうか。

細部に渡って指導をしてくれて、少しでも腑に落ちない点があると一緒に考えてくれたと知り合いは話ししていました。

AGOSのVinceさんの紹介記事ではHarvardやStanfordといった一流MBAスクールへ送り出した実績もあるみたいです。

Vince Ricciのプロフィール紹介

カウンセラーの紹介は以上となります。どのカウンセラーも優秀で実績がある方々ばかりなので、どうやって選べば良いか分からないという人も多いと思います。

塾と同じで、自分との相性が一番の決め手になると思います。契約して、数十万円を払ってから、後悔する事が無いように一度カウンセラーと打ち合わせをしてみて下さい。

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レジュメ

英語版の職務経歴書です。書き方には若干コツが要りますが、カウンセラーと契約していれば、作成を一緒に手伝ってくれます。2週間もあれば、出来上がります。

見せ方が結構重要なので、自分では作らないで、カウンセラーと一緒に作り上げる様にしましょう。一度作ってしまえば、英文のレジュメが必要なインターンシップに応募する時にも使えるし、卒業後も一度作ったものをベースに更新していけば良いので便利です。

推薦状

どのビジネス・スクールも2通から3通の推薦状が必要です。

推薦者の選択について迷う人は多いと思います。社長とかに推薦状を書いて貰えたら、印象が良くなりそうな気もします。

自分もその一人で、役職が上の人や、社会的に成功している人に推薦状を頼む方が大学から見て印象が良いのか、入学事務に一回聞いた事があります。

回答は「その必要は無い」との事でした。以下のどちらかに当てはまる人を推薦者として選ぶのが一番良いみたいです。

・直属の上司
・仕事を一緒にした事がある等、自分の事をよく知っており、エピソードを詳しく書ける人

大事なのは、受験者との関係性で、その人のエピソードを具体的に話せるかどうかが大事です。

自分は、当時の上司とその前にお世話になった上司の二人にお願いしました。推薦状はA4用紙で2枚程度あり、直ぐに書けるものではありません。

書いてくれる方も準備がいると思うので、出願期日の2ヶ月か3ヶ月前には相談をした方が良いと思います。

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終わりに

長文となりましたが、MBA受験全般について、紹介しました。

留学前にやる事は沢山あります。留学を決めたら、資金の準備が必要ですし、TOEFLとGMATのスコアメイキングもしなければいけません。何より、精神的、身体的にこたえるものがあります。

事実、仕事が忙しすぎたりして、準備が出来ず、途中で留学を断念する人も沢山います。自分も何人もそういった人を見てきました。

自分も何度も心が折れかけました。朝5時に起きて、勉強してから出社してたのですが、昼食を取った後は毎日睡魔との闘いでした。今では良い思い出ですが笑

でも一度きりの人生。もし、MBA留学できる機会があるのであれば、仕事が忙しかったりして、勉強と仕事の両立がきつくても留学を目指してみても良いと思います。受験をする過程、留学中と本当に多くの学びが得られると思います。

もし、MBA留学すると心に決めたら、今回の記事で紹介hした情報を活用して下さい。MBA受験は情報が物を言う所があります。TOEFLやGMATの目標スコア獲得や納得のいくエッセイを仕上げるのにきっと役立つと思います。

皆さんが希望通りのMBA留学を実現出来る様に応援しています!Good Luck!

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