レジュメ・エッセイの書き方とプッシュレターの送付|MBA受験で合格率を上げるコツ

大学院受験(MBA)

こんにちは!Taishiです。

前回の記事では、全体の流れや提出が必要な書類とテストスコア等、MBA受験の一般的な概要についてお話をしました。

大学院から入学許可を貰うには、高いGMAT/GREのスコアの提出と大学生時代に高GPAを取っている事が大前提としてあります。

大学在籍中に良い成績を取っておけば、GMAT/GREで要求されるスコアは若干緩和されます。逆にGPAが低い人は、GMATで高いスコアを取って、挽回するしかありません。

ただ、ランキングでTop10に入る様なビジネススクールの出願者だと、GMATのスコアは700点越え、高GPAはざらです。そして、そんな人でも不合格になる人は結構います。

その熾烈な競争を勝ち抜く為、今回は合格率を少しでも上げる為のちょっとした参考情報を紹介します。行動に移せば、すぐにでも実践出来る事ばかりです。そして、時によっては、平均的なGMAT/GREのスコア&GPAなのに、トップスクールから合格を貰える事もあります

今回紹介する内容は、しておいて損はないと思います。特に、自分の志望校があり、自分にとって挑戦校だとしたら、間違いなくしておいた方が良いでしょう。

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大学主催のインフォメーション・セッションに参加

インフォメーション・セッション(学校説明会)とは

毎年8月から各大学のインフォメーション・セッションが開催されます。各大学院のMBAプログラムの特徴の説明や卒業生とパネルディスカッションがあり、理解を深める事ができます。

覚えている限り、University of Chicago Booth Business Schoolが他の大学に先んじて、開催していたと記憶しています。

そして、セッションの終わりには、ネットワーキングの場もあり、在校生と直接会話する事が出来ます。

学校説明会に参加する3つのメリット

ビジネススクールの概要的な話が多いインフォメーション・セッションですが、参加するメリットは勿論あります。当日の説明内容を聞くよりも、以下の3つがメリットだと自分は思っています。

①大学の入学事務スタッフと会える事

②参加した実績を願書やエッセイに書ける事

③面接で参加実績を話せる事

④卒業生と知り合いに慣れる事

①、②、③についてですが、願書、エッセイ、面接で書いたり、話せたりするので、熱意が伝わり、大学院側の印象が良くなります。

例えば、大学の志望理由に「大学のインフォメーション・セッションに参加して、入学事務の〇〇さんの話を聞いて、プログラムに理解が深まりました。また活躍する卒業生を見て、志望度が上がった」と具体的に伝えれば、大学側の印象は良いです。

間違いなく、大学院の入学事務局は出願者の熱意を見ています。事実、自分が出願した大学の願書に、「いつのインフォメーション・セッションに参加したか」は聞かれた覚えがあります。

大学の事を知る良い機会ですので、可能な限り、予定を調整して参加しましょう。

最後に、大学の卒業生とは色々話をして、可能であれば、連絡先を交換しておきましょう。理由は、この後話す「プッシュレター」を書いて貰いたい時にお願い出来るからです。

AGOSジャパンの夏祭り

Agos主催の海外有名ビジネススクールの卒業生・在校生と会話出来るイベントです。

一度に多くのアジア・欧米のビジネススクールの在校生と卒業生と会話出来るまたとないチャンスで、一年を通して、こんな機会は他に無かったと記憶しています。

Agosの受講生は優先的に入場出来ますが、受講生じゃなくても参加できます。学校説明会と同様に貴重な機会です。同じメリットを享受出来るので、参加しましょう。

キャンパスビジット

もし、時間があるのであれば、大学のキャンパスに実際行ってみる事をオススメします。主な理由は以前紹介した記事の”入学後の自分を想像する”の項目でも紹介しましたが、学校の雰囲気を掴めるからです。

あと、訪問して、大学の入学事務や在校生に会えれば、尚良いです。なぜなら、会って、話を聞く事で、その大学を志望する理由を固められるからです。そして、書類選考通過後の面接の時に具体的に話せば、大学へ志望度が高い事をアピール出来ます。

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卒業生にプッシュレターの送付をお願いする

プッシュレターとは、卒業生からの追加推薦書の事です。基本は、出願書類一式を基に合否が判断されます。自分も多くのMBA卒業生と知り合いになり、相談させて貰いましたが、プッシュレターは結局お願いしませんでした。

ただ、プッシュレターは、提出が必要なものではないですが、あった方が間違いなく良いと思います。

具体例を挙げると、不合格通知を受けたにも関わらず、卒業生にプシュレターを出してもらった結果、再考して貰い、合格通知を貰ったという話も聞いた事があります。

上記の様な例もあるので、「インフォメーション・セッション」や「Agosの夏祭り」の機会を生かして、多くの卒業生と繋がっておきましょう。そして、必要に応じて、プッシュレターを出して貰えないか相談してみましょう。

エッセイとレジュメで「Only Me」を際立たせる

最後は、レジュメとエッセイで自分だけのユニークさをいかに際立たせるかが大事です。

アメリカの大学入学審査でも同様ですが、大学院でも出願者全体を見て、以下の要素それぞれを見ながら、合格者をバランスよく選びます。

・GPA
・統一試験のスコア (TOEFL、GMAT、GRE)
・エッセイ
・レジュメ (出身大学、大学の専攻、所属する業界、過去の受賞歴、職種など)
・推薦状
・面接の結果(志望理由、英語での会話能力)
・国籍

日本の就職活動でも、他の応募者と違って、ユニークな存在だと印象に残るから良いと良く言われますが、MBA受験も一緒だと思います。

そして、上記の中で、レジュメとエッセイが一番自分らしさを出しやすいです。レジュメ は自分史を見せるものだし、エッセイは自分の考えを自由に表現出来るので、誰かの真似はしない方がいいです。

例えば、出願者で起業家は少ないので、それだけで自分をユニークな存在にする事が出来ます。

他にも会社史上、最年少でマネージャーになったとか、会社からの受賞歴がたくさんあるとか、珍しい実績はプラスに働きます。

上記は一例ですが、もしご自身として経験があれば、いずれもレジュメとエッセイに書いたが方が良いでしょう。

表現の仕方も大事です。同じ結果や実績でも、伝え方で相手が感じる心象が違います。

ここで大事なのが、カウンセラーに相談する事です。なぜなら、長年の経験から、自分ならではの長所と特徴を上手に引き出してくれ、表現方法も手伝ってくれるからです。

別記事で紹介した、「MBAトップスクール合格方法」の記事でも記載しましたが、日本国内には優秀なカウンセラーが沢山います。

自分も本当にお世話になりましたし、志望校に合格出来たのはカウンセラーさんのおかげと言っても過言ではないかもしれないです。

参考までにその記事を載せていますので、読んでみて下さい。

「Only Me」を徹底的にアピール出来る様なエッセイとレジュメ作りをする為、相談してみて下さい!

最後に

いかがでしたでしょうか。今回紹介させて貰った中で、一番大事なポイントは、一番最後に書いたいかに自分を他者と差別化して、際立たせる事だと思います。合否を分ける一つに鍵になると思います。

その為には、エッセイとレジュメの見せ方が物を言います。

ビジネススクールの入学者のプロフィールがどの大学でも毎年公表されています。確認して貰えれば分かると思いますが、全ての要素において多様性に富んでいます。

入学者の多様性に貢献出来る事をアピールする為、レジュメとエッセイは注力しましょう。志望校から合格を掴み取れる様、応援しています!

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