アメリカ留学のデメリット|気を付けたい4点

アメリカ留学(全般)

前回の記事では留学におけるメリットを紹介しました。私自身、帰国してからも実感しているメリットです。こちらが前回の記事です。

今回はデメリットについて話したいと思います。この記事で紹介する内容は、留学生ならほとんどの人が直面する悩みではないでしょうか。

金銭面の話や健康面の話、気をつけたほうがいいことがあるのではないかと思うのは当然です。事実、あるのは間違いないです。

ただ、知っておけば、対策はいくらでも練れます。今回の記事が皆さんの留学の準備に役立てばと思ってます。次回の記事では自分が知っている対応策の紹介をします。

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留学のデメリット

お金がかかる

これが一番のデメリットではないでしょうか。まず、生活費が日本より高い。しかも、毎年物価が異常なぐらい上がってます。

昼食を外食すると、20ドルぐらいは食事代でかかります。それに加えて、チップも払う必要があります。飲食店で働いているウェイターの人は時給を殆どもらっていないので、必ず払わないといけません。

※チップ: ホテルやレストランで働く従業員のお客さんから直接受け取る給料。全体の10%〜15%ぐらいを支払うのが相場。

だとすると、昼食だけで、22〜23ドルはします。ディナーになると、もっと値段が上がります。場所によりけりですが、ニューヨークだとチップ含めたら100ドルはザラです。

住まいに関しても同様です。例えば、ニューヨーク、ロサンゼルスとかの大都市に住むとなったら、1Kの部屋でも1500ドルから2000ドルは下らないのではないでしょうか。
(1ドル = 100円換算です。換算率は毎年変動します)

次に学費も高いです。仮に州立大学で、大学生として通う事になると毎年300万程度の学費が発生します。私立大学に通うとなると更に高くなり、学校にもよりますが、年間約500万ぐらいの学費がかかります。

悲鳴が出そうな額の金額ですが、このデメリットに対する対処法は全く無いわけではないです。別記事で紹介します。

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日本語の成長が鈍化する・日本語がおかしくなる

留学中に日本語をあまり使用しないという前提ですが、日本語の成長はどうしても鈍化します。日本語を使用する機会を英語にしているから当然と言えば当然ですよね。

あと、人によってはどんどん日本語の使い方がおかしくなったりします。

ちなみに英語に関しても、帰国後、使用しないと段々忘れていきます。母国語でも使わないとそうなるのだから、これも納得いくの話です。こちらに関しても自分が考える対処法を別記事でお伝えします。

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正直な話をすると、日本語力の成長が鈍化する事が、個人的には一番懸念していたデメリットでした。

大学卒業後、どこの国で何をして就職するかは留学中は決めていませんでした。ただ、仮に帰国するとなった場合、高校、大学を日本で過ごした人達と日本語力に大きな差が出てしまうのではないか。入社試験も通過できないのではないかと思いました。

ただ、この点に関しては心配しすぎないで下さい。帰国して、就職活動をしてみましたが、そこまで心配する必要はない分かりました。

会社側も海外大学卒という事を考慮して採用します。また、入社してからも日本語力を成長させて貰える機会は多くあります。

例えば、新入社員研修で基本的な言葉遣いやビジネス文書の書き方を学ぶ場はあります。また、メールや会話の日々のコミュニケーションでも上達出来ます。

そもそも入社できるのかどうかという点ですが、日本の入社試験で日本語の語学力を求められるテストは、一般常識で求められるレベルです。(例: SPIの言語テスト 等)

出題される問題も中学生で学ぶ内容が多いです。そんなに難しくありません。就職活動中、何度も入社試験を受けましたが、自分自身も中学卒業まで日本で過ごした事もあり、テストで大きく苦労する事はありませんでした。

実際の点数までは教えてもらえませんでしたが、日本の大学生と比較しても劣った点数では無かったと人事の人より教えてもらった事があります。

ずっと海外で育ち、日本語の勉強をしていなかった場合は勉強する必要がありますが、SPIは対策本が出ています。それを一通り勉強すれば大丈夫です。

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気を付けないと太る

これは本当に危険です。意識して野菜を食べたり、低カロリー・低脂質なものを食べないと、もの凄い勢いで太ります。

統計を取った訳ではないので、必ずしもそうとは言えないですが、私の周囲では男女問わず、年間で平均して10キロ位は体重が増えていました。私自身も同じくらい太りました。

ピザ、ハンバーガー、ホットケーキ。高カロリー・高脂質なのは分かっているけど、ヤミツキな食事が多いんですよね。意識して制御しないと、どんどん食べちゃうので本当に要注意です。

なので、食事量を制限するか、運動をするようにしましょう。特にアメリカの大学は素晴らしいジム施設があるので活用ください。自分も大学一年生の時に施設を見て感動したのを覚えています。

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とにかく勉強量が多い。日々の生活を予習・復習に追われる

これはメリットでもありますが、かなり勉強します。自分の場合、忙しくて平日は友人と外食するのは殆ど無理でした。その代わり、金曜日と土曜日は必ず予定を入れていました。

だけど、勉強に時間をかなり費やすだけあって、学びも多いです。卒業後も、「あのきつい環境乗り切ったんだから、今回も頑張れる!」という感じで自信にも繋がります。何より、達成感が最高です。

大学も大学院かなり勉強しますが、大学院の方が特定の分野を専門的に勉強します。その為、大学院は勿論行かなくてもいいですし、行かなくても社会で活躍している人はたくさんいます。

ただ、勉強したい学問がある人は大学院留学は良い選択肢になると思います。自分もMBA取得の為、アメリカの大学院にも通いました。

結論:留学はすべきなのか

前回の記事でも書きましたが、私は留学が出来る機会があるのであれば、すべきだと思っています。

それぞれ様々な事情があるので、全員が出来るわけではないと思います。ただ、留学出来る機会があるのであれば、そのチャンスを掴んだ方がいいと思います。

ただ、留学したくても今回あげた様なデメリットが理由でできないという人もいると思います。しかしながら、今回あげたデメリットならば解決方法はいくつかあります。こちらに関しては、次回の記事で取り上げます。

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