ダブルメジャー、マイナー専攻、ポストバック|アメリカの大学は勉強の選択肢が豊富

アメリカ留学(全般)

こんにちは!Taishiです。

今回はアメリカの大学での勉強についてのお話です。アメリカの大学には様々な専攻があるし、入学してからも専攻を変える事が出来たりします。勉強の仕方が非常に柔軟のが特徴です。

アメリカの大学受験対策、編入制度、オススメの勉強場所である大学の図書館の紹介を以前していますので、読んでみて下さい。

今回は今までカバー出来ていなかった、アメリカの大学における専攻の種類や学位の取得方法について紹介していきます。

後程出てきますが、主専攻だけを選んで学位取得を目指す人は少なく、多かったのは主専攻に追加でマイナー専攻もする人です。

ダブルメジャーにも触れますが、日本では提供している大学はまだまだ少数で殆ど無いと聞きます。アメリカの大学ならではの特徴だと思うので、入学前に今回の記事を参考にして下さい。

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ダブルメジャー

名称の通り、主専攻を2つ選ぶ事です。自分の大学では相性の良い勉強を組み合わせて、主専攻を2つ選ぶ人が多かった気がします。

例えば、ファイナンスと国際ビジネスとか、政治と国際関係とか、教育学と人文科学の組み合わせとか。友人に聞いてみれば、もっと色んな組み合わせが出てくると思います。

アメリカの卒業には、どの主専攻でも、その主専攻の学位を貰う為に必要な授業があります。つまり、ダブルメジャーとかにすると履修する授業数が増えるので、一学期毎の授業数を増やすなどの工夫が必要になります。

夏休み中にインターンシップをしつつ、授業を受けて単位を取る人もいます。あと、以前も別記事でも触れましたが、アメリカの高校では大学レベルのクラスを高校生の内に単位を取れてしまったりするので、大学一年、二年生から主専攻の授業を受ける人も中にはいます。

その記事は以下です。参考までにどうぞ。

編入をして卒業する場合は追加で注意が必要です。編入に関する記事の中で書いた懸念事項でも話しましたが、編入すると編入する前に在籍していた大学の単位を全て移行できない事が殆どだからです。

よって、編入した後に授業をたくさん取る必要があります。ただ、編入すると本当は行けなかった志望校にも入れる可能性が出て、良い面もあるので、何を取るか次第で編入するかどうかを決めるのが良いのではないでしょうか。

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マイナー専攻

マイナー専攻は日本語に訳すと「副専攻」です。主専攻と違い、専門分野ではなく、他にも知識がある事の証明となる様なものです。

マイナー専攻は主専攻よりも必要な授業数が減ります。なので、大学で課外活動に精を出して取り組んでいる学生や編入生もマイナー専攻なら入学してから4年以内に卒業がしやすく、自分の周囲にもしている人が多かったです。

自分の経験上、主専攻のクラスがばかり受けると飽きてきます。一つのアクセントとしてマイナー専攻で全く関連が無い様な勉強をすると楽しいし、主専攻の勉強も捗るかもしれません。

ちなみに自分は絵画と映画学の授業を取ってました。

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ポストバック(postbaccalaureate)

ポストバックですが、既卒で新たに学位を取りたい人向けに用意されているプログラムです。前の大学卒業の時に履修済の授業を新たに取る必要が無い様に、一般教養とかは免除されて、2年間とか短期間で卒業出来る事が多いです。

ポストバックで入学して、卒業すると新たに学位が貰えます。ただ、自分の周りではポストバックの制度を利用して留学していた人は一人しか会った事がありませんでした。

通常、卒業前に主専攻を決めたり、ダブルメジャーにしたり、あと専攻を変えます。卒業後にまた勉強したいと言う人は、卒業後のキャリアや選択肢の広がりを考えて、大学院を目指す人が圧倒的に多かったですし、そうした方が自分も良いと思います。

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まとめ

如何でしたでしょうか。今回の話は学部生の視点で話をしましたが、大学院でもダブルメジャーを提供している学校はあります。

例えば、ハーバードビジネススクールは典型的な例で、MBAと法科大学院とのダブルメジャーとか提供しているみたいです。Joint Degreeという表記になっていますが。日本人でもしている人に会った事がありました。

ハーバードビジネススクールのJoint Degreeの紹介ページ

あと別のビジネススクール間を跨いで、2校からMBAをそれぞれ貰えたり、Executive MBAだと共同学位(2校で一つの学位)を提供している学校もあります。本当に多種多様ですね。

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因みに大学卒業後は就職をする事になりますが、日本国内で就活する場合、ダブルメジャー、マイナー専攻、ポストバックで卒業するからと言って、就職に有利になる事は特に無いと思います。

就活では学業成績で優秀な成績を挙げるとか、自己分析、業界分析した方が、就職に直結します。以前、海外留学生向けの就職活動のコツを紹介していますので、こちらももし良ければ読んでみて下さい。

日本の大学に通った事がないので自分は違いをよく知りませんが、友人の話を聞く限り、アメリカの学生はよく勉強すると聞きます。

「よく勉強するから就活で内定が取れる」とか、そういう訳ではないです。この点も留学生の人は勘違いしている人が何故か多い点です。

ただ、勉強する事によって得られるものも多くあります。「忍耐力」とか「継続的に勉強をする癖」とかです。新卒入社してからは特にそうですが、社会人は日々勉強なので、大事な能力の一つだと思います。

もしアメリカに留学するのであれば、アメリカの学校は勉強する環境なので、ダブルメジャーとか副専攻を検討してみても良いのではないでしょうか。

折角の機会なので、勉強にどっぷりと浸かって、もうこんなに勉強しないという位、勉強しましょう!

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