こんなにも違う!アメリカの高校の授業に関するトリビア

高校留学

こんにちは!Taishiです。

自由で、個性を尊重するアメリカ。文化や生活、そして学校の授業でもそれが色濃く反映されています。

以前、アメリカの大学受験対策やアメリカの高校ならではの取れる授業に関して簡単にアメリカの授業について触れました。以下がその記事になるので、読んでみて下さい。

今回はアメリカの高校の授業に関するトリビアについて紹介していきます。

「こうしなければならない」と言うのが比較的少ないアメリは、大学で学ぶクラスの授業を取れるだけでなく、他にもアメリカならではの特徴があるのです。

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クラスの選択が柔軟に行える

アメリカでは高校が定める最低限の科目とクレジットがあれば卒業出来ます。なので、同学年の人でもそれぞれ異なったレベルやあまり他の人が選択しないクラスを取ったり出来るのです。大学の授業のイメージが近いかもしれません。

例えば、Freshmanの学生(日本で言う中学3年生)でCalculus APという数学で一番難易度の高いクラスをSenior(日本で言う高校三年生)と授業を取ることだってあります。

実体験の話をすると、高校一年生で留学した時はAlgebraを取っていましたが、クラスメートにはSeniorの人とかいました。

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クラスのレベルだけでなく、通常はSophmoreやJuniorで取るクラスをSeniorになってから取る人だっています。こちらも実体験を話すと化学のクラスをJuniorの時に取っていましたが、クラスメートの一人はSeniorの人がいました。

上級生と同じクラスを取るといった経験は日本の高校では、自分の知っている限りありません。アメリカならではの経験ですね。

メリットとしては、当然ながら同学年の人とは話さないような話が出来る事です。自分の場合、化学のクラスメートはあの有名なペンシルバニア大学に入学が決まっていたほど、優秀だったので、受験対策とか相談に乗ってもらってました。

ペンシルベニア大学(ペンシルバニア大学、英: The University of Pennsylvania)とは、アメリカ合衆国のペンシルベニア州、フィラデルフィアに所在する私立大学。1740年に設立され、アメリカ大学協会の創設メンバーの1つでもある。略称はPenn、UPenn。

米国屈指の名門私立大学連合であるアイビー・リーグの1校である。

出所: Wikipedia_ペンシルバニア大学
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生徒がクラスルームを移動

日本だと「〜〜組」のクラスがあって、基本先生が授業の時間になったら、クラスに来て授業を行うスタイルだと思います。体育の授業を除いて。

アメリカの場合は、先生がいる教室に生徒が移動して、そのクラスで授業をします。なので、一つ一つの授業の間いに休み時間が設けられています。

だから、授業が終わるとすぐに次の向かわないといけません。学校が広くて、クラス間の移動距離が長い時は遅刻しないようにするので、大変です。

余談ですが、自分が通っていた高校では、授業に遅刻すると罰として、週末に校内の掃除をさせられていました。貴重な週末を無駄にしたくないので、遅刻しないように本当に必死でした笑

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クラスをちゃんとパスしないと留年もある

少し怖い話ですが、アメリカでは授業をちゃんとパスしないと留年します。しかも一定の割合でそうなってしまう人もいます。

なので、自分の学校では苦手なクラスがあれば、休み時間に先生に相談しに行ったり、クラスメートと勉強したりなどして、必死に勉強してました。

日本では塾があると思いますが、アメリカでは予備校や塾はありません(正確に言うと、高校の授業で成績向上をさせる為の塾・予備校です。SATなんかは夏休みを使って家庭教師を雇って、勉強したという話は聞いた事があります)。

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しかも放課後に部活がある人は、勉強に充てられる時間が限られているので、空いた時間で必死に勉強するのです。

自分の友人はJunior Yearの成績がアメリカの大学入学審査で一番注目されるので、この年だけは部活を取らないという選択をしていました。部活もやっていた方が入学審査ではプラスに働くので、難しい判断ですが、両立は難しいと判断したのだと思います。

以前、別の記事でもお話ししましたが、自分は歴史のクラスでかなり苦戦を強いられました。リーディング量が多く、授業に中々ついていけませんでした。取った対策は、寮生に相談する、もしくは先生に質問しに行く事でした。

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留学生の為の英語クラスがある

英語の準備をして、当然留学をした方がいい訳ですが、それでもいきなり現地校の授業についていけるか不安に思う人も多いと思います。

因みに以前紹介した留学前の英語の勉強に関する記事は以下ですので、もし良ければ是非。

アメリカの私立学校の中には、English as a Second Languageと呼ばれる、英語を母国語にしない人達の為の英語を勉強するクラスがあります。

英語で授業が進行しますが、単語や文法、エッセイの書き方など、丁寧に教えて貰えます。

中学生や高校生から留学するとなると、英語の基礎が固まらないまま渡米してしまうのは仕方がないかと思います。なので、こういったクラスがあるのは留学生からするととても有難いのではないでしょうか。

自分の高校の寮生の一人で、最初はESLのクラスを取っていて、留学して3年目ぐらいからEnglishのクラスを取っている友人もいました。こんなやり方でESLを活用するのもありです。

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最後に

いかがでしたでしょうか。今回はアメリカの高校の授業に関するトリビアでした。

授業を柔軟に取れる反面、ちゃんと計画を練って選択しなければいけません。うっかり必要なクラスを取ってなくて、卒業出来なかったなんて事もあり得ます。

あと、もっとレベルの高いクラスを取れるのにカウンセラーがミスをして、登録されていなかったという事もあります。なので、クラスやスケジュール管理は自分でちゃんとやらないとダメです。

個人的な意見ですが、せっかく留学するなら、アメリカの高校でこそ取れる授業を選択してみるのもいいのではないでしょうか。

自分は写真や鉛筆で描くデッサンのクラスとか、アートのクラスを取ってました。結構楽しかったので、オススメです。是非、検討してみて下さい。

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