アメリカの高校はココが違う!授業でいい成績を上げるのに求められる要素について

高校留学

こんにちは!Taishiです。

自己紹介にも記載の通り、アメリカには高校から留学していた自分ですが、来てから驚く事は沢山ありました。

以前クラブ活動とかアメリカの外国語教育に関する記事を纏めたので、もし時間があれば読んでみて下さい。

今回はその中でも、アメリカの授業で良い成績を上げるには何をしなければいけないか、何が求められているかをお伝えします。

ただ、厳密に言うと、成績の付け方は通っている高校によっても異なると思います。なので、今回の記事は参考までに読んで頂ければと思います。

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積極的な意見出しを求められる

アメリカの大学・大学院では当然ですが、高校でも授業の参加(出席・意見出し)が求められ、発言内容に応じて、点数がつきます。

とは言っても、数学とかは、あまり発言する機会も少ないので、授業によって偏りがあるイメージです。実体験からお伝えすると、歴史のクラスでは発言を求められていた記憶があります。

自分が通っていた高校では、世界史とアメリカ史が卒業するのに必須だったのですが、アメリカ人と同じスピードで、しかも伝わるように文法と発音に気をつけて発言するとなると、これがまた難易度が高い。

正直、完璧になるのは難しいと思いますが、英語力は勉強すれば向上します。留学前でも、留学してからでも、英語の勉強は続けた方がいいなと思います。

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あと、日本に関する話題が出た時に、話を振られるんですよね笑 当たり前と言えば、当たり前かもしれませんが。「〜〜はこの話題についてどう思う?」みたいな感じで。自分の意見を持っている必要があります。

自分が日本にいた時は、授業中の発言も求められませんでした。あと、暗記に重きを多く置いている授業構成だったので、覚えた事を話す事が多かったです。

ところが、アメリカの授業だと「あなたはどう思うの?」という感じでいきなり聞かれたので、最初は面を食らったのを覚えています。社会人になればよくある普通の会話ですけどね。

なので、授業で取り扱う内容は一通り理解して、自分の意見を出せる様になる必要はあります。英語を母国語にする学生より発言頻度が低くても。だから、予習しないといけないんです。

日本の歴史とかは、日本の中学校でも勉強するし、参考書も沢山あります。授業前に読んで参加するのも良いと思います。英語で書かれている教科書を読むより、日本語で書かれている本の方が理解しやすいので。

以前、英語学習と参考書を含めた渡航の際に持参した方がいい必需品について纏めたので、是非一度ご確認下さい。

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クイズとテストが沢山ある

日本の中学校に通っていた時でも中間試験や期末試験はありました。ただ、アメリカの高校ほど、試験の頻度は高くありませんでした。

アメリカではクイズとテストと言うものがあります。クイズは小テスト、テストは中間・期末試験に近いイメージです。

自分が通っていたアメリカの高校では、毎週はほぼ必ず、多い時だと一日二つのクイズがテストが一週間続くこともありました。

前別の記事でも紹介しましたが、テストの回数が多いので、準備をする必要があり、必然的に毎日すごい勉強するんですよね笑 これは大学の授業も同じ。

これもアメリカの高校に来て驚いた事の一つです。日本にいた頃はバラエティー番組やドラマとかのテレビを平日に見ていましたが、留学してからは皆無でした。だから、週末が楽しみで仕方なかったです笑

ただ、高校時代に身につけた基礎学力がSATやGMAT対策に活きます。SATもGMATも数学は取り扱う内容は高校までのレベルのものだし。

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小さな達成感を積み上げて、やがて大きな成長を感じる事が出来る

アメリカ留学直後は、言語の壁もあって、最初は中々良い成績が取れない人も多いかもしれません。ただ、上述の通り、テストの回数も多く、挽回の機会がごまんとあります。

そんなに直ぐに良い成績を出せなくても、毎日コツコツと努力していけば、徐々に成績は上がります。こういった、積み上げた努力の成果を感じられる体験が出来たのもアメリカの高校の授業ならではの経験でした。

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良い成績が出てくる様になると、「何だ。自分でもやれるじゃん。」と感じると思います。そして、もっと良い成績を上げようと感じるモチベーションアップにも繋がると思います。

勉強でなくても良いと思いますが、この経験は大事なんじゃないかなと自分は思います。仕事だって、何をするにしても、そんな簡単に物事は運ばない事の方が多いと思うからです。

社会人になったら、また一から覚える事が沢山あり、上手くいかない事も多々ありました。でもこの経験が乗り越えられた気もします。日々の努力の積み重ねを継続する事の大切さをアメリカ留学で教わった気がします。

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アメリカの授業に対しての感想

知り合いから、アメリカの大学受験について良く質問されます。例えば、「アメリカの大学は入学するのはそうでもなくて、入ってからが大変なんでしょ?」とか。半分あってて、半分違うと思うのが自分の意見です。

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今回も紹介した通り、アメリカの学校生活中は週末以外は本当によく勉強します。クラブ活動とかし始めると更に忙しくなります。なので、入ってから大変というのは本当だと思います。

ただ、大学入学するのも学校を選ぶとなると大変です。考えてみて下さい。アメリカの高校で毎日こんな感じで勉強して、高いGPAを取らないとアイビーリーグに所属する様な学校に合格出来ないんです。

大学の入学審査では全ての大学で、高校在学中の平均GPAが見られます。つまり、高校入学した瞬間に競争です。確かにJunior Year(日本で言う高校2年生)の成績が一番重要ですが、Junior Yearに高いGPAが期待出来るAPクラスとか取るにはその前の年に良い成績を上げておく必要があります。

だから、ランキングが高い、名門校を目指すとなると、高校入学した一年目から高いGPAを残す必要があるのです。

APクラスについては前紹介したので、以下の記事をどうぞ。

結論から言うと、アメリカの学校では長期的に、継続的な努力をして、毎年成果を求められている気がします。なので、毎年の負荷が高い。

一方、日本は大学受験をする人は、高校三年生の時や浪人中の受験期間が一番負荷が高いのではないでしょうか。高校のGPAも推薦入試ではない限り求められないと思います。

この期間は、アメリカの高校生よりも圧倒的に勉強すると思います。日本の大学受験をした友人は一日12時間の勉強を受験期間中はしてたと言ってましたが、アメリカの高校生はそこまでは勉強しないと思います。

ではどっちが大変なのか。自分の回答は「両方とも違った大変さ・難しさ」という答えになるかなと思います。そして、どちらでも成果を上げられる人は、それぞれその長所を活かせる場はそれぞれあると思います。

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例えば、これも自分の知り合いの話になりますが、日本の大学受験で東大や京大に受かる様な人達は、アメリカの大学院受験でも短期間でTOEFLやGMATの高い点数を早めに取る人達が多い感じもしました。短期間で詰め込みで、点数を上げるために最速で達成出来る能力が高く身に付いていると思いました。

一方、仕事に関しては、一般的に言って、長期的に努力出来る人が求められていると思います。従って、アメリカのエリート大学や大学院を卒業した人達に活躍の場が多くあると思います。

何故かというと、毎年高いモチベーションを保ちつつ、成果を出し続ける人材を会社は必要としていると感じるからです。そして、アメリカはそういう能力を身につける教育をしていると思います。

とは言っても、今回の話はあくまで、実体験や知り合いに聞いた話を基に思った意見です。日本でも色んな学校があると思いますし、新しい取り組みをしている学校だってあるかもしれません。大学受験のシステムも変える動きがあるとも聞きます。

なので、今回の話は全てがそうだという訳ではなく、自分が実体験を基に感じた話として、参考までに読んで下さい。

長文になってしまいましたが、今回の記事はここら辺までで。最後までお付き合い頂き、有難うございました!

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